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地熱ってなんだろう?地熱ってなんだろう?

地熱とは地熱とは
わたしたちがくららしている地球ちきゅうは、ボールのようなかたちをしていて、その中心ちゅうしんは「かく」とよばれる、とてもあつてつでできています。この地球ちきゅうなかから地表ちひょうつたわる膨大ぼうだいねつエネルギーを「地熱ちねつ」といいます。

地球の内部構成

地球の内部構成

地球ちきゅう内部ないぶ内核ないかく外核がいかく、マントル、地殻ちかくから構成こうせいされています。内部ないぶねつによってマントルの岩石がんせきけてマグマとなり、それが地殻ちかくやぶって地表ちひょうたっすることで噴火ふんかこり、火山かざん形成けいせいされます。

火山かざん地下ちかすうKmのところに、温度おんどやく1,000℃のマグマだまりがあり、このねつ地下ちか浸透しんとうした雨水あまみずをあたため、熱水ねっすい蒸気じょうきつくります。この熱水ねっすい蒸気じょうきたままっているところは「地熱貯留層ちねつちょりゅうそう」とばれています。一般的いっぱんてきふかいところにあるほど温度おんどたかく、とく火山帯かざんたい周辺しゅうへんでは温度おんどたかくなります。

地熱発電と温泉について地熱発電と温泉について
地熱貯留層ちねつちょりゅうそうにある熱水ねっすい蒸気じょうき利用りようする発電方法はつでんほうほうが「地熱発電ちねつはつでん」です。地熱貯留層ちねつちょりゅうそう地下ちかのとてもふか場所ばしょにあります。それにたいしてみなさんがお風呂ふろなどに使つかっている温泉おんせんは、地下ちかあさいところをながれています。温泉おんせんながれているところを温泉帯水層おんせんたいすいそうといいます。一般的いっぱんてきに、地熱貯留層ちねつちょりゅうそう深度しんどやく1~3km、温泉帯水層おんせんたいすいそう深度しんどすう10m~すう100mです。地熱発電ちねつはつでん使つか蒸気じょうきも、お風呂ふろ使つか温泉おんせんも、井戸いどって地下ちかからすことで利用りようします。

おしえて! ちねつのギモンおしえて! ちねつのギモン

地熱資源ちねつしげん有効活用ゆうこうかつようする地熱発電ちねつはつでんですが、どのようなしくみで電気でんきが つくられるのでしょうか。どのような場所ばしょ発電はつでんされているのでしょうか。 まずは地熱ちねつとはなに解説かいせつします。
おしえて! ちねつのギモン
地熱貯留層はどうやってできるの?地熱貯留層はどうやってできるの?
地上で降った雨が地面の中にしみ込んでいき、地下深くでマグマによって温められます。温められた水は熱水や蒸気になり、地下の割れ目を通って地表に向かい上昇していきます。この時、地面の中にあるキャップロック(水を通さない層)を通れなかった熱水・蒸気は、キャップロックの下にどんどん溜まっていきます。これが「地熱貯留層」になります。地上で降った雨が地面の中にしみ込んでいき、地下深くでマグマによって温められます。温められた水は熱水や蒸気になり、地下の割れ目を通って地表に向かい上昇していきます。この時、地面の中にあるキャップロック(水を通さない層)を通れなかった熱水・蒸気は、キャップロックの下にどんどん溜まっていきます。これが「地熱貯留層」になります。
温泉と混ざったりしないの?温泉と混ざったりしないの?
どちらも地熱で温められたお湯や蒸気ですが、間にキャップロック(水を通さない層)があるので、基本的に混ざらないようになっています。地熱貯留層にある流体は、普通の温泉に比べて、とても高温で圧力も高い状態になっています。どちらも地熱で温められたお湯や蒸気ですが、間にキャップロック(水を通さない層)があるので、基本的に混ざらないようになっています。地熱貯留層にある流体は、普通の温泉に比べて、とても高温で圧力も高い状態になっています。
どちらも地熱で温められたお湯や蒸気ですが、間にキャップロック(水を通さない層)があるので、基本的に混ざらないようになっています。地熱貯留層にある流体は、普通の温泉に比べて、とても高温で圧力も高い状態になっています。
地熱のエネルギーはなくならないの?地熱のエネルギーはなくならないの?
地熱発電は地熱貯留層から出てくる蒸気の圧力を使って発電します。取り出した蒸気・熱水は地下に戻すなど、地下資源を適切に管理することで、持続可能な自然エネルギー(再生可能エネルギー)として利用できると言われています。天候に左右されず、昼夜いつでも発電ができる安定した発電であり、何も燃やさないため排出するCO2(二酸化炭素)も少なく環境に優しいといった特徴があります。地熱発電は地熱貯留層から出てくる蒸気の圧力を使って発電します。取り出した蒸気・熱水は地下に戻すなど、地下資源を適切に管理することで、持続可能な自然エネルギー(再生可能エネルギー)として利用できると言われています。天候に左右されず、昼夜いつでも発電ができる安定した発電であり、何も燃やさないため排出するCO2(二酸化炭素)も少なく環境に優しいといった特徴があります。